誕生の経緯
2023年7月21日から9月10日までの期間、南三陸町内の小中学生を対象とした南三陸町の「新名物」を考えるアイディアコンテストを開催、作品を募りました。
この企画は今後の南三陸町の町づくりを担う若い世代のアイディアの実現サポートを通じて、「チーム南三陸」としてみんなで地域を盛り上げていきたいという考えから実施した企画となります。
モチーフには、国内では南三陸地域でしか見つかっていない古生物「ウタツギョリュウ(ウタツサウルス)」を、素材には山と海に囲まれた自然豊かな南三陸町の地域資源である「南三陸杉」を使用しました。
こだわりポイント
◎「南三陸町の魅力」について考え、アイディアを出してくれた「小学生」と設計を担当した「YES工房」で打ち合わせを重ねる中で意見をすり合わせ、形にしました。
◎お金を入れる際に「音」がなるようにしたいという小学生のアイディアをもとに内部構造の設計にこだわりました。
◎インテリアとしても活用いただけるようなデザイン・サイズ感にこだわりました。
ウタツギョリュウについて
三畳紀前期(約2億5000万年前から2億4500万年前)の時代に生息していた海生爬虫類。
ウタツギョリュウは魚竜の中の初期の種で、その化石には陸上から海への移行段階の特徴が見られます。国内では南三陸町含む、南三陸地域からしかまだ発見されていません。
YES工房の思い
南三陸町の地域資源を活用した「モノづくり」を行っているYES工房として近年、教育に携わる方々との交流や、体験教室、モノづくりイベントを通じて子供たちと接する機会が増えてきた中で、クリエイターである子供たちにも還元できる仕組みを作りたいと考えるようになりました。
それは「モノづくり」が好きな若い世代の雇用の受け皿としてYES工房が成長していくためという考えだけでなく、地域資源を活用した子どもたちのアイディアの実現化を大人がサポートする活動が「郷土愛の形成」であったり、「地域おこし」といった町を元気にすることにも繋がっていくと感じるようになったからでした。
この「ウタツギョリュウの貯金箱」の売り上げの一部はアイディアを考えてくれたクリエイターに還元させていただきます。
ぜひ、南三陸好き、古生物好きのみなさまの生活を彩るアイテムとして「ウタツギョリュウの貯金箱」を活用いただけますと幸いです。